ロアキュテイン

MEDICINE

重度ニキビ治療薬に「ロアキュテイン」

不規則な日常生活や生理周期の影響でホルモンバランスなどが崩れることがきっかけになって、大人ニキビが重症化する場合があります。あごや口周りなどの人目につく部分に赤い発疹の形で出現することも多く、メイクで隠すのも一苦労と言う経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。症状には個人差がありますが、なかには顔全体にニキビが多発するなど重症化する場合があります。このような重症のニキビ専用の治療薬が「ロアキュテイン」になります。

ロアキュテインは服用するニキビ治療薬

ロアキュテインは、1982年アメリカのFDA(米国食品医薬品局)の承認を得て発売された重症ニキビ治療薬です。各種の治療にも抵抗性を見せる大人ニキビ治療にも高い効果を発揮することから、数多くの実績を持っている薬です。 そもそもニキビは毛穴周辺の皮脂腺から分泌される皮脂が毛穴に詰ることが発症のきっかけになります。毛穴内部の空気の少ない環境で、原因菌のアクネ菌が増殖を続けることで発疹が発生してきます。その状態で放置すると、さらにアクネ菌が増殖しますが、生体の免疫機能が発動されて炎症が起きるようになります。炎症が起きると赤みを帯びるようになり、白血球などの免疫細胞の死骸がもとで膿なども溜まるようになります。炎症がこの段階に到達すると痛みなども自覚するようになり、しばしば血液を含んだ膿が溜まるようになるので、紫色に腫れ上がるようになることもあります。
ロアキュテインには原因菌のアクネ菌に対して殺菌作用があり、炎症を沈静化させる効果を持っています。このように殺菌・炎症の鎮静効果だけでなく、皮脂を分泌する皮脂腺を小さくし皮脂分泌そのものを抑制する作用も持っています。服用するタイプの治療薬なので、ニキビが顔だけでなく背中や胸などに出来ている場合も優れた効果を期待出来ます。

ロアキュテインの有効成分はレチノイド

このようにロアキュテインには皮脂の分泌を抑制し、原因菌のアクネ菌に殺菌的に作用するのが主な効果になっています。ロアキュテインは、有効成分としてビタミンA誘導体の一種「レチノイド」を配合しています。レチノイドとはビタミンAとその誘導体をあわせたグループの総称のことです。
脂溶性のビタミンAは、皮膚や粘膜のコンディションを整える作用を持っています。内臓粘膜を強くするビタミンAは、皮膚においては肌の保湿性を高めます。年齢肌では皮膚の水分が不足し乾燥が進行することで、古い角質などが毛穴詰まりの一因になっている場合が珍しくありません。乾燥した肌では新陳代謝が滞りがちになるので、肌のバリア機能を維持するために過剰な皮脂で皮膚を保護しようとする傾向が強まります。ビタミンAを含むレチノイドには、皮膚細胞に潤いを取り戻す作用があるので、肌の新陳代謝を活性化させることでコンディションを整え過剰な皮脂の分泌を抑制する作用を発揮します。さらにレチノイドは炎症を抑制する作用も持っているので、アクネ菌増殖による炎症も沈静化させてくれます。これらのレチノイドの効能のおかげで、アクネ菌に抗菌・抗炎症作用をもたらし、同時に過剰な皮脂分泌を抑制することで治療の難しい重症ニキビにも強い効果を発揮します。

ロアキュテインの服用方法や副作用のリスク

ロアキュテインの服用方法ですが、1日1~2カプセルを食後に服用することになります。治療期間は16-24週を1クールとし、ニキビが完治出来なかった場合には最低2か月以上の休薬期間を経て、さらに1クール追加します。服用開始後1-2週間は一時的に症状が悪化する場合がありますが、4-6週間ほど服用すると次第に効果が見られるようになります。
ロアキュテインを服用するときの注意点ですが、使用禁忌とされているのは妊娠中や授乳中の方、成長期の方や肝臓機能障害や脂質異常症などの基礎疾患を抱えている方などです。ロアキュテインは肝臓で代謝されて有効成分が血液に乗って循環することになるので、特に肝機能障害を持ってない方でも、飲酒習慣のある方なども投与中は注意を払うべきです。そしてロアキュテインには、胎児の奇形のリスクが指摘されているので、女性の場合服用中と投与終了後6か月間の避妊が必要です。

まとめ

大人ニキビは比較的遭遇する機会の多い肌トラブルです。洗顔して毛穴詰まりを解消したり、保湿ケアを実践することでケアすれば改善することも多いですが、なかには治療抵抗性の重症な大人ニキビにかかる場合もあります。このような重症の大人ニキビ専用の治療薬がロアキュテインです。有効成分にレチノイドを配合しており、皮脂腺の活動を抑制すると同時にアクネ菌に殺菌作用と抗炎症作用を発揮してくれます。そのおかげで重度の大人ニキビでも大幅な改善を期待できます。
フェミークリニック池袋院では治療をご希望の患者さまに詳細な内容について事前にお伝えしております。薬ですので副作用が出ることもありますが、そういったことも含め納得していただいたうえでの治療開始となりますので安心して下さい。

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