赤ら顔(毛細血管拡張症・酒さ)治療

赤ら顔とは?

赤ら顔とは?

赤ら顔とは、顔の皮膚が赤みを帯びて見える状態を指します。
赤ら顔の原因は人によってさまざまで、紫外線や寒暖差といった外的刺激、体質やホルモンバランスの影響、皮膚の薄さやバリア機能の低下などが関与していると考えられています。中には「化粧で隠せば大丈夫」と思い込み放置してしまう方も少なくありませんが、適切な治療を受けないと赤みが進行し、毛細血管がより目立つようになったり、炎症を繰り返すこともあります。
赤ら顔に気づいた時点で早めに医療機関を受診し、医師による正確な診断と適切な治療を受けることが大切です。

赤ら顔には大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

毛細血管拡張症

毛細血管拡張症

毛細血管拡張症は、皮膚表面にある細い血管が通常より拡張してしまい、血液の流れが透けて見えることで赤みが現れる症状です。

毛細血管拡張症の原因

ニキビの慢性化 繰り返すニキビや吹き出物が炎症を起こし、血管拡張を伴って赤みが残ることもあります。
体質や遺伝 生まれつき皮膚が薄い方や血管が目立ちやすい方は、赤ら顔が出やすい傾向があります。
紫外線ダメージ 紫外線は皮膚の真皮層にある毛細血管にダメージを与え、血管の拡張や脆弱化を引き起こします。
寒暖差・温度変化 急な気温変化で血流が増加し、血管の拡張が繰り返されることで定着してしまうケースがあります。
飲酒や刺激物の摂取 アルコールや辛い食べ物は一時的に血流を促進し、毛細血管の拡張を助長します。

酒さ

酒さ

30代以降(特に女性)に多く発症が見られる。重症度によって、1~3度の段階に分類されます。
鼻の頭や頬・眉間・アゴなどの火照り感やピリピリとした刺激から、膿んだような発疹を伴うようになり、3度の酒さは「鼻瘤」と呼ばれ腫瘤のような症状に重症化していきます。
難治性のため、改善には長期間の治療が必要になります。早期段階での治療をおすすめいたします。

酒さの原因

明確な原因は解明されていませんが、以下の要因が重なることで発症・悪化すると考えられています。

皮膚バリア機能の低下 敏感肌や乾燥肌の方は外部刺激を受けやすく、炎症が慢性化します。
血管反応の異常 血管が過敏に反応し、些細な刺激でも拡張や炎症が生じやすい状態です。
ホルモンバランスや自律神経の乱れ 特に30代以降の女性に多く、女性ホルモンの変動やストレスが誘因となります。
生活習慣や環境要因 紫外線、飲酒、辛い食べ物、熱い飲み物、精神的ストレスなどで症状が悪化します。
慢性ニキビとの関連 大人のニキビが慢性化して炎症を繰り返すうちに、酒さのような症状へ移行するケースもあります。

赤ら顔セルフチェック

1つ以上当てはまる人は、毛細血管拡張症や酒さの可能性があります。

  • 常に頬や鼻が赤く見える
  • 寒暖差や飲酒で顔がすぐ赤くなる
  • 化粧品やスキンケアで刺激を感じやすい
  • ニキビのようなブツブツが治りにくい
  • 赤みが年々強くなっていると感じる
  • 毛細血管がうっすら透けて見える

セルフケアでは改善が難しいため、クリニックでの診断・治療をおすすめします。

赤ら顔治療を動画で解説

長年「赤ら顔」でお悩みの男性患者さまです。
カウンセリングから治療まで密着しました。

池袋フェミークリニックの赤ら顔治療

ACRS(再生治療)

ACRS(再生治療)

ACRSは、ご自身の血液から抽出した抗炎症性サイトカインや成長因子を肌に注入する再生医療の一種です。赤ら顔(酒さ)の原因となる慢性的な炎症を抑えることで、赤みの改善を図ります。

自己血由来のためアレルギーのリスクが低く、肌の再生を促す効果も期待できます。肌の赤みだけでなく、乾燥やニキビ、ハリ不足などの複合的な悩みにもアプローチできるのが特徴です。

ポテンツァ

ポテンツァ

ポテンツァは、赤ら顔の原因となる「酒さ」の治療に効果的な高周波(RF)マイクロニードル治療です。
極細の針で肌に微細な穴を開けて、針先から高周波を照射。炎症が起きている真皮層に直接エネルギーを届けることで、酒さの赤みの要因である炎症反応を抑制します。

赤みの軽減と同時にコラーゲン生成も促進され、肌のハリや弾力感の向上も期待できます。

プルリアル® デンシファイ

プルリアル® デンシファイ

ポリヌクレオチド(PN)が細胞の再生を促進し、非架橋ヒアルロン酸がうるおいと弾力を補い、さらに抗酸化成分マンニトールが肌細胞の修復・再生を促し肌の炎症にアプローチします。
この抗炎症作用により、赤ら顔(酒さ)の原因となる慢性的な炎症を鎮め、赤みの改善に効果が期待できます。肌質改善とあわせて、赤ら顔の緩和を目指す方に適した治療です。

リジュラン

リジュラン

サーモン由来のPDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)を主成分とし、保湿力と鎮静効果が高い製剤です。
PDRNは、肌の炎症やダメージを内側からケアし、赤みの軽減を促進します。肌のキメやバリア機能が整うことで、赤ら顔の根本改善と肌質向上が見込めます。

リジュランについて詳しくはこちら

エレクトロポレーション(アクシダーム)

エレクトロポレーション(アクシダーム)

針を使用せず、痛みやダウンタイムがほとんどないため、敏感肌・刺激に弱い赤ら顔の方にも適しています。

赤ら顔の原因となる毛細血管の拡張や炎症を抑える成分を肌の奥へ効率よく導入することで、赤みの改善をサポートします。
さらに、同時に肌の保湿力を高め、バリア機能を強化することで、刺激に強い健やかな肌へと導きます。

赤ら顔の外用薬・ドクターズコスメ

AZAクリア(ロート製薬)

AZAクリア

アゼライン酸を高濃度に配合されたクリームです。
抗菌・抗炎作用、皮脂分泌抑制・角化の抑制作用があり酒さ症状にも有効性があると認められています。
アゼライン酸は海外ではすでに30年以上前から使用されており、妊娠中の方もご使用いただけるほど安全性が高いクリームです。

¥1,980(税込)

ロゼックスゲル(ガルデルマ社)

ロゼックスゲル

メトロニダゾール0.75%配合の酒さへの有効性に優れた治療薬です。抗菌・抗炎作用がありニキビや酒さ・赤ら顔に効果があります。
副作用も少ないため、安心して使用いただけます。

30g ¥4,950(税込)

ロザリーブ フェイスローション(Jan MARINI)

ロザリーブ

アゼライン酸(5%)・特許成分のペプチド配合
慢性的な赤みの原因となる炎症を鎮静・緩和します

30ml ¥14,300(税込)

ロザトロール(ゼオスキンヘルス)

ロザトロール

顔の赤みに関連する複数の肌悩みを軽減。過剰な皮脂を抑え、肌のバリア機能をサポート。皮脂ケアと穏やかな角質ケアの作用により、肌の赤みを落ち着かせ、潤いを与えながら健やかでなめらかな肌に整えます。

50ml ¥16,500(税込)

赤ら顔を悪化させないために

スキンケアの見直し

赤ら顔は、肌のバリア機能が弱まっている場合が多く刺激に敏感です。
そのため、スキンケアの見直しは治療の基本となります。

洗顔

洗顔
低刺激の洗顔料を使用し、ゴシゴシこすらずたっぷりの泡で優しく包み込むように洗顔。ぬるま湯でやさしく洗い流すことが重要です。

保湿

保湿
乾燥は赤みを悪化させる大きな要因です。セラミドやヒアルロン酸など、保湿成分を含む化粧品でしっかりと保湿しましょう。

紫外線対策

紫外線対策
紫外線は毛細血管の拡張を悪化させ、炎症を誘発します。敏感肌用の日焼け止めを選び、通年で紫外線対策を行うことが勧められます。

生活習慣改善

赤ら顔は生活習慣とも深く関係しています。日常の習慣を見直すことで、治療効果をより高めることができます。

食生活

食生活
アルコールや香辛料の強い食べ物は血管を拡張させ、赤みを悪化させる原因になります。控えめにすることが望ましいでしょう。

ストレス管理

ストレス管理
ストレスは自律神経を乱し、血管の拡張を招く要因となります。十分な睡眠やリラックスできる時間を持つことが大切です。

温度変化への注意

温度変化への注意
急激な温度差も赤ら顔を悪化させます。特に冬の外出時や夏場の冷房の効いた室内から屋外への移動時は、マフラーや日傘などを活用し、肌への負担を軽減しましょう。

赤ら顔を悪化させるNG行為

  • 肌に強い力や摩擦・刺激を与える
  • アルコールが入っている基礎化粧品を使う
  • ファンデーションの厚塗り
  • アルコールやカフェインの過剰摂取
  • 刺激のある香辛料の摂取
  • 過度な日焼け
  • 寒暖差

池袋フェミークリニックの
赤ら顔治療のこだわり

医師が症状を見極め最適な治療法を提案

医師が症状を見極め最適な治療法を提案

「赤ら顔」といっても、その原因や症状の出方は人によってさまざまです。
当院ではまず、経験豊富な医師が丁寧に診察を行い、毛細血管の拡張による赤みなのか、それとも酒さによる炎症を伴う赤みなのかをしっかりと見極めます。

そのうえで、患者さまの肌状態や生活背景をふまえ、お一人おひとりに合わせた治療プランをご提案。
「誰にでも同じ治療」ではなく、オーダーメイドで症状に合った最適なアプローチを行えることが、池袋フェミークリニックの大きな強みです。

生活習慣・スキンケアアドバイス

生活習慣・スキンケアアドバイス

当院では、治療で赤みを改善するだけでなく、再発を防ぐためのサポートも大切にしています。
赤ら顔の原因には、生活習慣や日々のスキンケアが深く関わっているため、診療の際には以下のようなアドバイスを行っています。

  • 肌質に合った洗顔・保湿の方法
  • 季節や環境に応じた紫外線対策
  • アルコールや刺激物との上手な付き合い方
  • ストレスや睡眠リズムの改善ポイント

こうした日常の工夫を取り入れることで、治療効果を長く維持し、健やかな肌を保ちやすくなります。
「治療して終わり」ではなく、普段の生活から支えるケアをご一緒に考えていくのが、当院のこだわりです。

赤ら顔治療の料金

※初診料・カウンセリング料・再診料は無料です。
※表示価格はすべて税込みです。

ACRS(再生治療)

部位 1回 3回
¥176,000 ¥475,200

※表面麻酔代を含めた料金です。

ポテンツァ

  薬剤 トライアル1回 1回 3回
ニキビ・ニキビ跡
(McCoom)
マックーム ¥88,000 ¥132,000 ¥336,600
ニキビ跡・毛穴・小じわ プルリアル デンシファイ ¥88,000 ¥132,000 ¥336,600
毛穴・小じわ
(ボツリヌス)
イノトックス
(ボツリヌストキシン)
¥55,000 ¥99,000 ¥252,450
成長因子
(エクソソームまたはGF)
エクソソームまたはGF ¥55,000 ¥99,000 ¥252,450
酒さ・赤ら顔・ニキビ・ニキビ跡 導入なし
※Sチップ
- ¥60,500 ¥163,350

プルリアル® デンシファイ

1本 ¥88,000
2本目以降 ¥66,000

リジュラン

2cc ¥74,800
4cc ¥145,200

リジュランHB

1cc ¥46,200

エレクトロポレーション(アクシダーム)

施術内容 1回 5回
【基本溶剤】
保湿・ビタミンC誘導体
(顔全体)

顔全体溶剤1種+
ポインティング溶剤1種
¥16,500 ¥77,000
【基本溶剤】
保湿・ビタミンC誘導体
(顔全体)

ポインティング溶剤2種
¥16,500 ¥77,000
背中上部or下部 ¥23,100 ¥92,400
デコルテ ¥19,800 ¥79,200

【顔全体溶剤】トラネキサム酸・コエンザイムQ10・アルブチン・ビタミンB12・ビタミンA誘導体・グリシルグリシン
【ポインティング溶剤】ヒアルロン酸原液エッセンス・アルジニン・ビタミンB12

エレクトロポレーション(アクシダーム)オプション

施術内容 1回 5回
顔全体
(1種追加ごと)
¥3,300 ¥14,300
ポインティング
(気になる部分に1種追加ごと)
¥2,750 ¥12,100

お支払い方法

美容皮膚科 池袋フェミークリニックでは、現金払い、各種クレジットカード決済に加え、メディカルローンによる月額払いの3つのお支払い方法をご用意しております。

現金での一括払い

各種クレジットカード決済

VISA, MasterCard, JCB, ダイナースクラブ, アメリカンエクスプレス, 各種デビットカード

各種クレジットカード決済

メディカルローン(月額払い)

当院指定のメディカルローンのご利用により、クレジットカードを使わずに、費用を月額でお支払いいただけます。

ローンのご利用には信販会社の審査がございますが、安定した収入があればアルバイトやパートの方もご利用が可能です。

メディカルローンの審査に必要な書類

  • ・身分証明書(運転免許証・保険証・パスポート・学生証明書など)
  • ・銀行印
  • ・ご指定口座の控え
  • ・お勤め先の情報(アルバイト・パートも同様)

お支払い回数や金額などの詳細については、無料カウンセリング時にご相談ください。

フェミークリニック 総院長 北山 英美子

記事監修
総院長 北山 英美子

【経歴】
 平成11年3月 東邦大学医学部卒業
 平成11年5月 東邦大学形成外科 入局
 平成11年5月 日本形成外科学会 所属
 平成15年5月 日本美容外科学会 所属
 平成15年5月 渋谷フェミークリニック 院長就任
 平成16年11月 日本皮膚科学会 所属
 平成18年2月 フェミークリニック 総院長就任
 現在に至る

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call 0120-388-825

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